瓦の買取相場は?査定アップのコツを知って高値売却を目指そう

瓦は重量があり、枚数も多くなるため、いざ売却しようとしても手間がかかりやすい品目です。自分で運び出すのが難しかったり、業者によっては買取を断られることもあります。
とはいえ、すべての買取業者が瓦の引き取りを避けているわけではありません。保存状態が良好で、希少性の高い和瓦や古瓦であれば、評価される可能性も十分にあります。
本記事では、瓦の買取価格の目安や、査定額を上げるためのポイントを紹介しています。納得できる条件で手放すためにも、ぜひ最後までチェックしてみてください。
瓦の買取相場

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以下の表は、代表的な瓦の種類やメーカーごとの買取価格の一例です。実際の査定額は、保管状態や数量、ひび割れ・欠けの有無などによって大きく変動するため、あくまでも目安としてご覧ください。
種類・産地 | 特徴・形式 | 買取相場(目安) |
三州瓦(愛知県産) | 和形・いぶし瓦 | 200円〜/枚 |
石州瓦(島根県産) | 釉薬瓦・赤瓦 | 300円〜/枚 |
淡路瓦(兵庫県産) | 和形・いぶし瓦 | 250円〜/枚 |
明治・大正期の古瓦 | 鬼瓦・飾り瓦 | 1,000円〜/点 |
手彫りの装飾瓦 | 唐破風・家紋入り | 3,000円〜/点 |
産地のブランド力や希少性、装飾性の高さなども評価に影響します。中にはコレクター需要が高く、1万円以上の価格がつくこともあります。お持ちの瓦の価値を知るには、専門の買取業者への相談が近道です。
瓦を買取に出す方法

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瓦の買取を検討する際は、状態や種類、取り扱いのしやすさなどが大切な判断材料となります。主な売却方法は以下の4つに分類できます。
- 建材リサイクル業者
- リサイクルショップ
- 専門の買取業者
- フリマアプリ・ネットオークション
それぞれの特徴を順に見ていきましょう。
建材リサイクル業者
屋根材として再利用できる瓦であれば、建材のリユースを行っている業者で引き取ってもらえる場合があります。とくに未使用品や保存状態が良い在庫品であれば評価されやすく、新築や改修に使いたい事業者からのニーズも存在します。
解体時に大量に出た場合などは、そのまままとめて回収してくれるケースもあるため、処分と買取を同時に考える際は相談してみると良いでしょう。
リサイクルショップ
瓦のように重く壊れやすい素材は、一般的なリサイクルショップでは買取対象外となることもあります。ただし、古民家から出た装飾瓦や、希少価値のあるデザイン瓦など、インテリア用途で流通できる品であれば対応してもらえる可能性もあります。
まずは近隣の店舗に問い合わせ、ジャンルとして取り扱いがあるか確認するのが賢明です。
専門の買取業者
より安心して任せられるのは、瓦や建材類を専門に扱う買取業者です。保存状態や素材の種類をしっかりと見極め、適正価格での査定が期待できます。
また、瓦は運搬や保管に手間がかかるため、出張対応が可能な業者を選ぶとスムーズです。最近では、写真をLINEなどで送るだけで概算見積もりがもらえるサービスも増えています。
専門業者であれば、古瓦・装飾瓦・手作りの焼き物なども含め、コレクター需要を見込んだ価格提示がされることもあります。
フリマアプリ・ネットオークション
装飾性が高い瓦やインテリア向けの古瓦は、個人間売買で思いがけない高値がつくこともあります。希少性やデザイン性に惹かれる愛好家が多いため、自分で価格設定できる点はメリットです。
ただし、重量物である瓦は梱包・配送が困難で、割れのリスクも伴います。また、配送事故や購入者とのトラブルが発生する可能性もあるため、出品時には十分な配慮が必要です。
なるべく手間なく売却したい、破損リスクを避けたいといった方には、業者買取のほうが安心でしょう。
瓦を高く売るためのポイント
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一見すると売却が難しそうな瓦ですが、専門の買取業者に依頼すれば、しっかりと価値を見極めたうえで適正な価格を提示してもらえます。以下の5つのポイントを意識すれば、より高額での売却につながる可能性があります。
- 残っている付属瓦もまとめて出す
- 劣化が進む前に依頼する
- 割れや欠けの有無を事前に確認する
- 雨ざらしにならないよう保管する
- 複数社に査定を依頼する
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
残っている付属瓦もまとめて出す
屋根の隅飾りや棟瓦など、一部だけ残っている瓦も、セットとしてまとめることで価値が上がることがあります。特に、鬼瓦や装飾性のある瓦は単品でも評価されることがあり、廃棄せずに保管しておくと得をする可能性があります。
元の屋根に使われていた瓦の構成がなるべくそのまま残っているほど、再利用やコレクション用途での需要が高くなり、高値での取引が期待できます。
劣化が進む前に依頼する
瓦の寿命は長いとはいえ、屋根から外された時点から徐々に風合いや強度が落ちていきます。放置することで価値が下がってしまう前に、早めに査定を依頼するのが賢明です。
特に、比較的新しい住宅から取り外された瓦や未使用在庫の瓦などは、早い段階であれば高評価を得やすくなります。
割れや欠けの有無を事前に確認する
瓦を少しでも高く売りたい場合、査定前に状態をきちんと確認しておくことが大切です。ヒビや欠損があると評価が大きく下がってしまうため、事前に目視で点検し、きれいな状態の瓦だけを選り分けておくと査定額が安定しやすくなります。
また、軽く拭き取って泥やホコリを落とすだけでも印象が良くなり、価格アップにつながることがあります。
雨ざらしにならないよう保管する
屋外にそのまま保管している瓦は、風雨によって色落ちしたり、湿気で劣化しやすくなります。特に、いぶし瓦や釉薬瓦などは風合いが価値に直結するため、状態が悪いと大きな減点対象になります。
保管場所は、なるべく湿気が少なく直射日光の当たらない場所を選び、ブルーシートなどで丁寧に覆っておくのが理想的です。
複数社に査定を依頼する
買取価格をできる限り引き出したい場合は、複数の業者に見積もりをお願いするのがおすすめです。業者ごとに需要の高い瓦の種類や査定基準が異なるため、同じ商品でも評価に差が出ることがあります。
近年では、LINEやメールで写真を送るだけで概算見積もりを出してくれる業者も増えており、忙しい方でも比較がしやすくなっています。
おすすめの瓦買取業者5選

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瓦を手放す際には、信頼できる買取業者を選ぶことがとても大切です。業者ごとに強みや対応範囲が異なるため、自分の状況に合った業者を見つけることが高価買取への第一歩です。
出張買取の足軽
「出張買取の足軽」では、古民家の解体や建て替えなどで出てきた瓦の買取に対応しています。特に重量のある和瓦や、希少な装飾瓦などは店舗へ持ち込むのが難しいため、出張買取が便利です。
足軽は24時間受付に対応しており、お客様の「今すぐ売りたい」という要望に即応。独自の販路と専門スタッフによる査定力を強みに、他社よりも高額での買取を実現しています。
Googleレビューでも高評価を獲得しており、安心して任せられる業者のひとつです。
TAKAGAI
「TAKAGAI」は、年間50万点を超える取扱実績を誇る大手買取業者で、建材や住設品も幅広く対応しています。和瓦・洋瓦問わず買取実績があり、古瓦や未使用品の相談も可能です。
電話で直接オペレーターと相談できるほか、写真を送るだけのLINE査定や、メールフォームによる簡単な見積もり依頼にも対応しています。重たい瓦を抱えて悩んでいる方にもおすすめです。
高く売れるドットコム
「高く売れるドットコム」は、東証プライム上場企業が運営する安心の買取サービス。家電や楽器に加え、屋根材や建築資材の買取も実施しています。
査定はWeb・電話のいずれでも可能で、瓦の産地や状態、在庫数などを伝えれば、当日中に概算価格がわかることもあります。出張・宅配・店頭の3つから選べ、手数料はすべて無料。スムーズな手放しを実現してくれます。
アシスト
「アシスト」は、東京・神奈川を中心に関東各地や静岡・茨城などでも出張査定に対応しています。LINEで写真を送るだけの査定が手軽で、古い瓦や飾り瓦の処分を検討している方にぴったりです。
これまでに取り扱った瓦の買取実績も豊富で、特に装飾性のある鬼瓦などは高価買取の対象に。処分と併せて複数の品をまとめて依頼できる点も、アシストならではの魅力です。
プリフラ
「プリフラ」では、酒類やCDなどと並んで建材の買取も行っており、瓦の取り扱いにも対応しています。地域によっては最短で即日出張が可能なため、すぐに現金化したい方にも便利です。
査定担当者は知識豊富で、いぶし瓦や三州瓦などの見極めも正確。他社で買取を断られた瓦についても、プリフラなら再評価してもらえる可能性があります。まずはLINEや電話での相談から始めてみると良いでしょう。
欄間の買取に関するよくある質問
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こちらでは、瓦を売却する際によく寄せられる質問にお答えします。
瓦は本当に買い取ってもらえるのですか?
状態や種類によっては、瓦も十分に買取の対象になります。特に、三州瓦や石州瓦などのブランド瓦、古民家で使用されていた味わい深い古瓦などは需要があり、専門の買取業者であれば対応しているケースも多くあります。
業者によっては再販ルートや建材業者との提携先を持っているため、通常のリサイクルショップでは難しいような瓦でも価格がつく可能性があります。まずは査定対応の有無を確認してみるのが良いでしょう。
割れていたり、欠けていたら売れませんか?
ヒビや欠けのある瓦でも、買取対象になる場合があります。特に、装飾用やインテリアとして再利用されるような瓦であれば、多少の破損があってもニーズがあるため、値段がつくこともあります。
ただし、大量に破損していたり使用が困難な状態では、査定額が下がるか、買取が難しくなることもあります。迷った場合は、まず写真を撮ってLINEやメールで業者に相談してみるのが手軽で確実です。
重くて運べないのですが、どうしたらよいですか?
瓦は1枚あたりの重量が重く、数が多くなるとご自身での運搬は大変です。そんなときは、出張買取に対応している業者の利用が便利です。
たとえば「出張買取の足軽」では、現地まで査定スタッフが伺い、その場で確認・引き取りまで対応してくれます。重労働を避けたい方や、高齢のご家族がいらっしゃるご家庭にも安心のサービスです。
まとめ
瓦を高く売るには、できるだけ破損のない状態で保管しておくことがポイントです。倉庫や屋外で放置する前に、雨ざらしを避けて丁寧に扱っておくことで、査定時の印象が大きく変わります。
また、古瓦や装飾性のある瓦は、意外にもコレクターや建材業者からの需要があり、高価買取につながることもあります。状態に不安があっても、まずは専門の買取業者に相談することが大切です。
「出張買取の足軽」では、三州瓦や石州瓦、明治期の古瓦など、さまざまな種類に対応した査定スタッフが常駐しています。24時間受付で、現地査定も迅速対応。お手元の瓦を確かな価値で引き取ってくれる心強いパートナーです。気軽に問い合わせてみてはいかがでしょうか。